入門、過去問分析

前回のエントリのあと、すぐ風邪をひいてしまって、まだほとんどやっていない。出端をくじかれた形になった。
ここまでにやったことは、以下のとおり。

入門

マンガ宅建士入門の権利関係以外のところを、ざっと読んだ。

3時間。

実は専攻が法学だったから、民法借地借家法はいいやと思い、権利関係は読まなかった。
各テーマの解説ページ(表とかいっぱいあるところ)はほとんど読んでない。ほぼマンガだけ。

過去問

平成27年の過去問をやった。

時間は1時間37分。問題文短いわりに2時間もあるから、本番も足りなくなるということはありえないだろう。

結果は26/50点。合格点は31点だから、5点足りない。

項目別でいうと、

  • 権利関係(区分所有1問と不動産登記法1問含む)が7/14
  • 法令上の制限が5/8
  • 業法(履行確保法1問含む)が9/20
  • 税その他が5/8

民法借地借家法が悪くてショック。さすがに久しぶりだから、うろ覚えが多い。あと、自筆証書遺言とか細かすぎて知らねえよってのもあった。
業法はできなすぎ。マンガの業法のところを読んだのは風邪をひく前だったから、忘れててできなかった。ブランクがなかったらもっと取れてただろう。残念。

過去問分析

宅建の勉強法」的なページに目を通すのもやった。

2時間ちょっと。

まず思ったのは3点。

  • 合格点が低い。
  • 業法は正しいものの個数を選ばせる問題が多いからうろ覚えでは太刀打ちできない。
  • 業法の問題数が多い(20問)。

だから、H27の場合、業法をしっかりやって満点近くとれれば、あとはうろ覚えとか、出るところだけ抑えていたら合格できたということになる。
業法が満点をとれれば、あとはサイコロふって決めても、
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だから、10%は合格できる。満点は無理としても、19問なら5%、18問なら2%。
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実際にはサイコロふって決めるわけじゃない。なんとなく常識で解けちゃうような問題(地盤がどうとか)もあれば、国語の問題みたいなもの(判例読ませるやつとか)もあるし、毎年出てるんじゃないかっていうような頻出問題もある。ざっとテキストを斜め読みしただけの状態で切れる肢とかもある。

だから、H27だったら3日あれば、なんとか合格できるテストだっとかなという印象。2日かけてじっくり業法を叩き込んで、1日で重要なところ中心に他をざっと見る感じ。
難化とか言われてるけど、問題を難しくすれば合格者のレベルが上がるわけじゃなくて、むしろ短期にばーっとやれば合格できる試験になった例だと思う。やっぱり試験の設計ってのは綺麗な正規分布を目指さなきゃダメなわけで。

余談になった。
今回は3日しかないってわけじゃない。むしろたっぷり準備期間があるし、去年と同じ傾向とは限らないから、そういうやり方はしないけど、業法で高得点狙うってのはセオリーらしいし、その基本的な部分は変わらない。

各論的な話としては、

  • 業法はテキストメインにやるけど、(法律の勉強の基本どおり)条文素読もした方が良さそう(原典にあたる)。
  • 「誤っているものを選べ」が多い。当たり前だけど、目立つ形でマークすべき。
  • 市街化区域内の土地だとどうか、みたいな話は整理して徹底的に覚えた方がいい。
  • 相手が宅建業者だと例外、みたいな話も同様。とにかく例外を意識。
  • 売買じゃなく賃貸だと違うとか、建築確認前だとどうか、みたいな話も。
  • 条文に規定があるかって問題も多少出るけど、悪問だし、やっきになって覚える必要はなさそう。業法だけ素読しとけば十分だろう。
  • 数字とかも必死になって覚える必要は案外ないと思う。

細かいことを言うと他にも色々あるけど、主なところはだいたいこんな感じ。

はじめに

今年、宅建を受けることにした。

受験動機

家族が、いくつか不動産を所有している。その管理等のためにとっておいて損はないのではないかとすすめられて。
それに、資格として潰しがききそうだし、簡単に合格できると思われるから。

ブログをはじめた理由

樺沢紫苑『覚えない記憶術』を読んだから。

同書は、(タイトルがキャッチーすぎるし、目次を見ると雑多な記憶術を並べただけという印象があるし、やたら「自己成長を加速」とか言ってて鬱陶しいけど)勉強法の本としてオーソドックスな内容で、頭がいい人が実践していそうなことが網羅的・体系的に書かれている。
これのとおりにやって勉強ができるようにならなかったら諦めろ、と言っていいぐらいだけど、第5章に書かれているSNSの活用というのは、自分に合わないなと思った。SNSやブログに書くのを楽しいと思うかどうかは、好みがけっこう分かれると思う。自分はあまり好きじゃない。
でも、食わず嫌いもよくないなと思って試しに。

はてなブログにした理由

Markdownが使えるから。

TumblrもMarkdownが使えるようだが、アーカイブが見にくい気がしたから、またの機会に。

テキスト選び

おととい、Amazon宅建カテゴリーのランキングを上から見ていった。
そのテキストで不足はないかという視点で、コメントを中心に。
というのも、細かいことを覚えていったとしても、大した量になる試験じゃないだろうと思ったから。
逆に、厳選しすぎて不足ぎみのテキストだと、何かしらで補う必要がでてくる。最悪、テキストの乗り換えなんてことになったら、膨大な時間をロスする。
不足のないテキスト1種を繰り返しやった方がいいだろう。

Amazonのランキングだけじゃなくて、信頼できる宅建合格者のブログも見た方が良かったかもしれないが、面倒なのでそこまでしなかった。
どうせ、最終的には、リアル書店で立ち読みして、自分に合いそうなのを選ぶわけだし。
というわけで、昨日、書店に行って、次の本を買ってきた。

買った本

  • 『2016年版出る順宅建士 合格テキスト』
    3分冊だから不足はないはず。ランク付けもしっかりしてる。記述内容も、LECなら間違いないだろう。語呂まで付いてる。レイアウトも見にくくない。
    Kindle版もあるが、文字ではなく、各ページが画像の形式だから、使いにくそう。残念。
    同シリーズで『2016年版出る順宅建士 重要ポイント555』というのがある。これを本屋で確認したかったんだけど、なかった。

  • 『改訂新版 受験用 いちばんやさしい! マンガ宅建士入門 合格模擬試験付き』
    入門書のつもりで買った。セオリーとしては、基本書の前に入門書を読んだ方がいいので。行った書店にあった唯一のマンガを、なんとなく選んだ(あまり考えず)。

  • 『平成28年版 パーフェクト宅建過去問10年間』
    時間の感覚や、捨て問の率を把握したかったので、分野別ではなく、通しのものを買った。ネットで過去問を見られるはずだから、買わなくてもよかったかもしれない(時間のきつさとかを知りたいだけなら、2年分ぐらいプリントアウトして、やってみれば十分っぽい)。
    分野別の方が勉強しやすさは上だから、また、別の本を買うかもしれない。

検討したが買わなかった本

  • 『スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト 2016年度』
    人気だけど、足りないというコメントを見かけた。ページ数的には多いので、本当は足りるのかもしれない。

  • 『みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 2016年度』
    これも人気。ギリギリ合格点とれるぐらいらしい。

  • 『平成28年版 パーフェクト宅建基本書』
    網羅性高いようだ。同じシリーズに『要点整理』もある。わりと購入候補だった。ただ、見た目が簡素で、確かランク付けとかもなかったと思う。硬派すぎる印象。

  • 『2016年版らくらく宅建塾』
    Amazonのコメントだと、けっこうボロクソに言われてた。全く足りていない上に内容も古く、難易度的に最近の試験に対応できていない、とのこと。

  • 『うかる! 宅建士 これだけマスター 2016年度版』
    よく覚えていない。確かランク付けはあったような。

  • 『どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト 2016年度版』
    悪くないらしい。

  • 『うかる! 宅建士 速攻テキスト 2016年度版』
    『うかる! 宅建士 これだけマスター 2016年度版』と名前が似てる。「50点満点ではなく、合格点よりちょっと上の36点を狙うテキスト」らしい。悪くないみたい。

  • 『合格しようぜ! 宅建士 2016 音声付きテキスト&問題集』
    PDFやmp3が、購入者は無料でダウンロードできるらしく、また、ページ数も減ったとはいえなかなか多いから候補に入ってたけど、書店で見たら対話形式だったので落とした。